東電の海水データ改ざん

以下はたんぽぽ舎のメルマガを転載


4年以上にわたり東電が公表してきた
数万件の「海の全ベータ」数値は半分以下に改ざんされていた!
      中田 潤 (フリージャーナリスト)

◯ 今年に入り、東電公表の「海の放射性物質濃度」が軒並み過去最高値を更新し続けている。
港湾内外のサンプリングポイント21ヶ所中、過去最高値を記録したのは19ヶ所に及ぶ。
東京オリンピックが近づくにつれ、「アンダーコントロール」されているはずの海がどんどん
汚れていく、という異常事態なのに「なぜだ!?」と声を上げるジャーナリストがこの国にはいない。
どう考えてもおかしいのは、放射性物質には半減期があり、なおかつ、広大な海には拡散、
希釈能力があるにもかかわらず、数値が上がり続けていることだ。

◯ 隠された汚染水漏洩事故があったのか?
資料を読み込んでいくうちに、まったく別の角度から「重大な変化」が浮かび上がってきた。
10月に原子力規制委員会「汚染水対策検討ワーキンググループ(WG)」が突如として廃止
されていたのだ。
東電が「海への汚染水漏洩」を認めたことを受け、2013年8月中だけで5回も開催され、
13時間半に及ぶ論戦があった「最重要会議」が消された。
問題は最後の論戦の議題である。

◯ 2013年6月。東京電力は、海水のストロンチウム調査を4ヶ所から16ヶ所に拡大した。
2年以上、延々と叫ばれ続けた「なぜ、ストロンチウムの数値を公表しないのか?」という
声にしぶしぶ応じた形だ。
しかし、その数値がいつまでたっても公表されない。
「1ヶ月あれば正確な数値が出る」ことを東電自身が認めているのに、半年が過ぎても
東電配布資料は「分析中」のまま。
年が明けた2014年1月にやっと公表された数値を見て、納得した者はひとりもいなかった。
  全ベータ 310Bq/L
  ストロンチウム90 350Bq/L
  なんと、ストロンチウムの値が全ベータよりも高かったのだ。
  科学的にありえない!

「海水採取の翌日に公表された全ベータの数値」と「1ヶ月の分析を経て(東電は半年以上
かかったが)公表されたストロンチウム90の数値」。
2つの数字が並んでいる。原子力関係者はどちらの数字を信用するのか?
10人の専門家がいれば、当然、10人ともストロンチウムの値を迷わず選ぶ。
会議は紛糾した。つまり、「東電が公表してきた海水の全ベータはウソだった」という
事実が暴露された直後、「汚染水対策検討WG」は解散させられたのである。






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