元旦各紙の論調

今年の主要新聞各紙の社説を読んだ。

2012年1月1日の各紙の社説は
『危機を乗り越える統治能力を』(読売)
『すべて将来世代のために』(朝日)
『問題解決できる政治を』(毎日)
『日本復活の合言葉「負けるな」』(産経)
『資本主義を進化させる為に』(日経)
『民の力を今、活かそう』(東京新聞)
『心一つに希望の地平を』(神奈川新聞)

政治への期待(失望)と民の力への期待
との二つの論調に分かれた。
その中で神奈川新聞の社説に心打たれた。

その一部を以下紹介する。

『いつの年に増して、粛然とした気持ちで
新しい年を迎えたのではないか。
       ・
       ・
そんな年の初めだから
今この瞬間を大切にしたい。
被災地を思えば、そして将来を見据えれば
時に我慢も求められよう
互いを思いやり支えあう精神を育みたい。
       ・
       ・
数え切れない命を無慈悲にも奪った
大津波がもたらした原発事故の
被害はまだ収まっていない。
       ・
       ・
原発事故の被災地・福島県がたどる
再起への道のりは遼遠というほかない。

被災地とそれ以外の地を分けたのは
地殻変動という人智の及ばぬ力だった
だから、被災地の境遇を
わが身のことに置き換えて
考える必要がある。
一人一人、被災地にこの先も
寄り添う心を忘れまい。

      【中略】


前途にはだかる壁は高く、厚い。
しかし、国民の心さえ一つであれば
混沌の先にきっと希望の地平が開ける』

神奈川新聞の論説委員の心が
神奈川県民に通ずる事を期待したい!!


朝日新聞は

『何万年もの後世まで核のゴミを残す原発は
できるだけ早くゼロにする。
自然エネルギーを発展させ
環境重視の経済に組み替える。
成長から成熟へ社会を切り替える事ができる』


読売新聞は

原発の再稼動を国民的な議論なく容認し、
ふくしまの心を踏みにじっている。
再稼動が進まないと企業の海外移転等
産業の空洞化が起こるとしているが
原発のコストの真相を隠している
原子力ムラを構成しているマスコミと
言わざるを得ない論調。
許容できるものではない!!


産経新聞は

震災で取った政府の『想定外』や
PKOの対応等政府の釈明に対する姿勢を批判し

『日本が強い国に生まれ変わる為には・・・
特殊事情を釈明し逃げ回るのではなく
自らのアイデア、世界経綸
独立自在の精神が問われている
負けてはならないのだ。
日本人の底力を信じたい』


毎日新聞は

原発やエネルギー対する深入りはせず
政治の混迷に対する不安と期待を論説


東京新聞は

多くの紙面を原発とエネルギー問題に割いている。
原発なくともエネルギーは足りる
再生可能エネルギーの元年にしようとの
心強いメッセージを投げかけている。
原発の闇を真っ向から追求してきた新聞だ!!



尚、昨年2011年1月1日の各紙の社説は
『日本の底力を示す挑戦を!』(毎日)
『世界の荒波にひるまぬ日本を!』(読売)
『ほこばえに思う国家再生』(産経)
『世界でもまれて競争力を磨く志を再び』(日経)
『光明への模索厭うまい』(神奈川新聞)
といった論調。
いずれも、内向きの日本人から
外向きの日本人を目指すべきだと訴えていた。






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