智恵子のふるさと

自宅から車で10分のところに高村智恵子の生家がある。
高村光太郎の妻だ。

明治の初期に建てられた生家は、造り酒屋。
新酒の醸成を伝える杉玉が下がっている。
屋号は「米屋」、酒銘「花霞」

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                               高村智恵子の生家


智恵子が愛してやまなかった「ふるさと安達」
その純朴さを残す町並みの中に
智恵子を育んだ「生家」が
当時の面影をそのまま残す。

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                             裏庭は綺麗に整備されている


生家の裏には記念館がある。
今でも年間3万人程度が訪れるという。

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                             記念館の入り口を示す看板



この地を詠んだ高村光太郎の詩は多い。


●あどけない話

智恵子は東京に空が無いといふ。
ほんとの空が見たいといふ。
       ・
       ・
       ・
       ・
  
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山(あたたらやま)の山の上に
毎日出ている青い空が
智恵子のほんとうの空だといふ。
あどけない空の話である。

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                               『樹下の二人』の詩碑
 

●樹下(じゅか)の二人

あれが阿多多羅山(あたたらやま)
あの光るのが阿武隈川(あぶくまがわ)
         ・
         ・
         ・

ここはあなたの生れたふるさと、
あの小さな白壁の点々があなたのうちの酒蔵。
それでは足をのびのびと投げ出して、
このがらんと晴れ渡った北国の木の香に満ちた
空気を吸おう。

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                               若き日の智恵子の活躍
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        ・
        ・
ここはあなたの生れたふるさと、
この不思議な別箇の肉身を生んだ天地。
まだ松風が吹いています。
もう一度この冬のはじめの物寂しいパノラマの地理を
教へて下さい。

あれが阿多多羅山、
あの光るのが阿武隈川。

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                            向こうには安達太良山が見える



この樹下に立って二人は安達太良山と阿武隈川を
いつも眺めていたのだろう・・・
智恵子の生家から歩いて10分程度の高台だ。


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                                 『樹下の二人』の説明文



本当の空の下での田舎暮らしは
人を幸せにしてくれるものだ。





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この記事へのコメント

気まま
2008年01月17日 23:10
安達太良山の風景は、俳句でもなく短歌でもなく、やはり詩が似合う世界なのだろうなと思えてきますね。
ゆうゆう
2008年01月18日 13:21
気ままさん
コメントありがとうございます。
今年は智恵子没後70年との事で記念事業が数多く計画されています。
安達太良を題材とした俳句は如何でしょうか?

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  • ほんとうの空の鯉のぼり

    Excerpt: 阿武隈川までは車で7~8分。 この阿武隈川の高田に 約200匹の鯉のぼりが掲げられた。 4月27日から5月6日までの10日間。 Weblog: 人生二毛作の田舎暮らし racked: 2008-05-09 15:28