環境創造シンポジウム

三春町にある『福島県環境創造センター』で開催された
『環境創造シンポジウム』に参加してきた。
福島医大、福島大、放医研、京都大等の大学・研究所
環境再生プラザ、あいんしゅたいん、JAふくしま、安達高校等もパネル展示
ただ展示内容には疑問も多い・・

京都大の発表はダーチャ村や小生宅での
放射線測定結果の写真付の報告だった。

福島医大の展示方法(内容)には違和感を感じた。
被災者の立場ではなく、国の立場での表現方法には呆れた。
ここも御用学者ばかりなのだろう・・
IAEAとも協定も結んでいる。
政府やIAEAからの圧力もあるのだろうか?
医大の論文は結論ありきの内容が多く信頼できない・・・
(医大の某論文はデタラメであるという批判論文が認められた。
いずれ撤回せざるを得なくなる粗悪なもの)
その違和感については全て立ち合った助教には伝えた。

JAふくしまの展示内容にも違和感があり、質問した。
全国各地のコープ会員にD-シャトルを7日間持たせ、
福島市民と比較したデータを展示していたが
福島県以外のデータは0.05~0.1μSv/h程度。
(福島市民はその約2倍程度)

今回の原発事故の影響を受けない他の地域のバックグラウンド値は
そこまで高くないはず。(西日本は東日本よりも一般にBG値は高いが・・)
測定方法や検出誤差等に問題があるのではないかと、指摘したが・・・
計測には素人の女性達が、疑問は持たずに結果だけを展示。

安達高校の生徒たちも甲状腺がんについて
福島県、他県、韓国のデータを表示
それぞれの検査方法や検査対象者、がんの定義、対象人数(少ない事例)も
違うのでもっと吟味が必要ではないかと指摘
韓国は成人、日本は子どもが対象
後日安達高校の指導教師からは感謝?のメールが届いた。


環境創造センターの展示内容は
オープン当初の展示内容とまったく同じ・・・
展示方法の見直しを提言してきたが
まったく変更も修正もされていなかった。

避難者の数や放射線被ばく(原発事故後4か月間)に関する数値も
曲解されるような(情報操作!)数値で
真実を発信しているとは言えない。

被ばくの数値はバックグラウンド値を差し引いた”追加被ばく線量”と
明記すべきだし、4か月間で1mSv以下として
いかにもICRPのいう年間1mSv以下だったという誤解を生じさせる表現方法
4か月間で1mSv以下が何%あったという表現ではなく
1年間で1mSv以上、あるいは×mSv以上が
何%もあったという表現の方が妥当であろう・・

避難者の数は43,038人となっていた。
福島県避難者支援課に問い合わせところ
この数値は各自治体への登録者の人数を集計しているだけという・・
原発事故当初の避難者数は16万人だったはず。
今元の住所の戻った人は1~2万人だろう

その差14~15万人から4.3万人を差し引いた
約10~11万人はどこに消えたのか?
その実態を福島県は掴んでいなかった。
移住したのか?定住先を見つけたのか?
福島県を信頼できずに、自ら生き抜く事を決断し
登録する事を止めたのか?!
登録する事にメリットが無ければ登録を止める事になろう・・

統計から漏れた避難者を福島県はどうやって支援するのるだろうか?
切り捨てられる避難民は多い・・・
福島県の人口は原発事故以来約15万人は減少している・・・
会津若松市と喜多方市が消えた勘定だ・・

環境創造センターの説明員はこの数値(43,038人)は
福島県から入手した数字だから正しいと強調する・・
何の疑問を持たない説明員には呆れるばかり
これが福島県の実態だ!


当時初めて環境創造センターを訪問した時に印象を書いたブログ記事を転載
詳細は以下をご覧ください。
https://nimosaku.blog.so-net.ne.jp/2016-08-03

名前からしておかしい。
環境再生(または回復)・創造センターならわかる。
再生や回復を置き去りにして、何を創造するというのか?
”放射能”環境創造センターならわかるが、
放射能の言葉もないし、創造だけで過去の反省もない・・・

広島の原爆平和祈念館のように風化を防ぎ、
人間の犯した過ちの反省を前面に出した
もっとリアルな展示をすべきだ。
国や東電、原子力マフィアの意図に添った、
極めて恣意的・意図的、風化センターといった感がする。

何を子ども達に伝えたいのか?
過去の反省がまったく無い。
反省があっての未来であり創造だが、
ここではいきなり創造なのだ。

放射線はもともと自然界にもあり
ここ福島は放射線量が下がり、
もう福島は大丈夫ととれるメッセージが多い。

展示物の数字の出し方にも
安全だと錯覚させるような表現方法が多い。
福島県自ら、原発事故の風化を加速させている・・・
『福島県原発事故風化センター』ではないかと思うほどだ・・・

展示物の説明文も小さく、
子ども達が短時間で理解できる内容のものでは無い。
子ども達に伝えるべき事は以下の二つではないか・・・

1.原発事故の過酷さを直視(写真や映像中心に)させ、原発の恐ろしさを伝え、
  二度とこのような原発事故を起こさない為に原発に頼らない
  福島県・日本を作る為にどうあるべきかを学ばせる事。

2.放射能で汚染された福島県で生活する為にはどのような事に気を付けるべきかを
  学ばせる事。
  その為に政府や県、市町村がどう取り組んできたか(しているか)を教える事のはずだが・・・

1については責任論も反省もなく、
できるだけ被害を小さく見せたいとの意図が働いているように感じる。
これでは子ども達に過酷事故(人災であること)の真実が伝わらず、
原発に頼らない社会のあり方が理解できない。

2については、すっぽり抜けて十分とは言えない。

担当企画部長と面談し、小生からの上記の改善要求・問題点等を要請してきた。





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