高村教授論文掲載記事の欺瞞

8月8日付けの福島民報が掲載した長崎大学・高村教授らの
論文に関する記事『県内増加考えにくい』の
見出しについて民報・郡山本社にTELした。

どのように取材したのか?
本人にも取材したのか?
論文を読んだのか?
岡山大学の津田教授の論文は知っているか?
未だ5年しか経過していない段階で断言するのは如何か?
ヨウ素の初期被ばくについて、現在東大等のチームが検証中の段階で
このように断言する事は、ジャーナリズム(民報がジャーナリズムには疑問もつが・・)
としての検証はしているのか?
チェルノブイリの事故での放射能は広大な土地を汚染したが、
汚染した土地ごと(汚染度)に甲状腺がんの発生数の分析を行われていないにも関わらず
どうして増えないと言えるのか?

この論文には福島で増加考えにくいとは一言もふれていない。
民報(郡山本社)に問題指摘すると、
日本語に翻訳された論文をもらったとの事。

原文とまったく違った内容が新聞社に配布されたとすればこれこそ、
欺瞞として罰せられるべき。
最後に民報の記者は十分に取材をしたと若干切れ気味・・
自身過剰?の割には、全体が見えていないのが、地方紙の記者のレベル。
これは民報又は高村氏いずれかが確信犯だという事だ!

2日後に再度民報・郡山本社にTEL。
論文読んだが『県内増加考えにくい』とはどこにも書いていないが、
どんな取材をしたのかと記者に問うと『高村氏からのコメントだ』だったと開き直り・・

一昨日は取材の正当性を主張し、若干キレ気味の記者は一転してこの態度・・・
但しこの記者が書いた本人なのかを問うたが、答えなかった。

これは大問題だ!と言うと編集部長に伝えておくと・・・・・
何らかの形で高村氏から書いたものが届いたものと推定。
日本語翻訳文書をFAXしてくれと言うと拒否(当然か???)


その後、責任者である編集部長と議論。議論はかみ合わず。
最後に以下をお願いした。

1.読者に誤解を与えるような記事は書かないように!
  この記事は99.9%の読者は論文に『県内増加考えにくい』と記載されていると理解する。
 しかしながら、論文にはその記載はなく、高村教授のコメントなら、コメントである事を
 明記すべき。また岡山大学の津田教授の意見も聞きながら、双方の見解も併記すべき。

2.チェルノブイリの実態調査結果(5年後に増加)から、『県内増加が考えにくい』と
 結論付ける論拠が無く。
 ジャーナリストとして、その論拠に納得した上で記事にすべきだ。
 地元2紙にはジャーナリズムとしての知力、見識が無いようだ。

論文は以下ご覧ください。
http://www.thelancet.com/pdfs/journals/landia/PIIS2213-8587(16)30112-7.pdf


坪倉医師の論文の問題を指摘した物理学者のKさんのコメントです。

他でも書きましたが、高村氏の論文には、
この新聞記事の最初のパラグラフにあたることが書かれておりません。
また、記事の、このパラグラフの内容は、前半と後半が論理的に整合していません。
前半では、チェルノブイリの事故後4年後以降のことをいい、
後半では、福島の事故後3年の間のことをいっております。

また、第2パラグラフの先頭にある、チェルノブイリでは25名中の4名が
事故時に5歳以下だったことも論文には文章として書かれていないことです。
高村論文の結論は、「福島での連続したスクリーニングは継続されるべきであり、
患者の年齢分布はチェルノブイリでの原型的な放射線誘発性パターンと
定期的に比較されるべきである。」です。
これは、「県内増加考えにくい」という新聞記事の見出しとは全くことなります。
多くの科学者の目に触れる論文では、批判の対象になりそうなことを書かずにおいて、
新聞記事で発表することは、科学者の倫理に反します。







ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック