原発コストの欺瞞

政府は原発コストは8.9円/kwとしている。
しかしながら、この価格の算出過程には大きな疑問がのこる。

政府(当時原子力委員会・小委員会)が算出した
以下の資料2『発電コストの試算一覧』の
2ページ目の『原子力』の表中に記載されている数字の中身がおかしい
当時の小委員会の座長に以下再質問している。
(現在のところ返事は届いていない)

http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/npu/policy09/archive02_hokoku.html

この表中の黄色の網掛けになっている数字が
今回の原発コストの算定基準と理解すると
以下の⇒部について質問している(質問中)
よろしくお願いいたします。



××さま

1.稼働率(設備利用率)を70%とした理由は?(現実的ではない)

【回答】
ベースロードで運転をすることを仮定すると、70%は決しておかしな数値では
ありません。日本の原発が事故以前に平均して60%台だったのは中越沖地震で泊
まっている原発が多くあったからで、稼働していた原発だけを見ると平均
70~80%の稼働率でした。また80年~90年代の稼働率も80%を超えていました。
OECD等、世界で原発コストを計算するときには平均稼働率を80%で計算するのが
標準です。

⇒原発事故以来、稼働率が70%になる事はあり得ないはずです。
現状は0%ですし、今後は従来にように1~2か月の検査時間では済まなく
なり検査時間が長くなるはずですから、稼働率はずーっと小さくなります。
(せいぜい20~30%でしょう・・・)
これも政治的な匂いがします。(欺瞞です!)


2.現状の原発コストでは無く、新規に作った原発を対象とした理由は?

【回答】
これは、他の電源との比較を考えた場合、同じ条件で比較しようとすると、新規
プラントで比較するのがわかりやすいです。現状の原発コストのデータは公開さ
れていないので、有価証券等で推定するしかありませんが、それでも重要な参考
資料となります。でも比較は必ずしも同じ条件ではないので、難しいです(たと
えば、古いプラントは償却が進んでいるので安くなりますが、新しいプラントは
どうしても高くなります)。

⇒これから新規に原発建設はありえないはずです。
  核廃棄物の処分方法が決まっていないのに・・・


3.網掛けの部分に核燃料サイクルコストが含まれていない理由は?

【回答】
ご質問の意図が不明ですが、サイクルコストは8.9円に含まれています。

⇒資料2の表中の黄色の網掛けになっている数字には含まれていませんが・・・???


4.8.9円/kwの内訳を開示してください。

【回答】
すべて開示されています。

⇒何処でしょうか?
『発電コストの試算一覧』の数字の内訳や算出根拠が知りたいのですが・・・



5.網掛けのところの総計は8.5~9.5円/Kwとなっているにもかかわらず、
  公には8.9円/Kwとした理由は?9円ではなく8.9円にしたところが
  政治的・政策的な匂いがします。
 
  (未回答)


6.割引き率とは?

【回答】
割引率というのは、将来かかる費用を現在の価値に換算するときに使う率のこと
です。金利の逆の考え方で、来年103円かかる費用は、割引率3%を使うと、今年
の100円と同じ価値、ということになります。これは、100円は来年には103円の
価値がある、という前提と同じことになります。複利計算になりますので、長期
の投資は割り引き率を使うと、金額が小さく見えます。したがって、温暖化投資
や廃棄物処分費用のように100年単位のコスト計算をするときに割引率をつかう
のは誤解を招く、という専門家も多く、その場合は割引率ゼロで計算した値を参
考値として紹介することが多いです。今回もそうなっていると思います。

⇒ありがとうござます。


7.政策経費や事故リスク対応コストが稼働率(設備利用率)や稼働年数に
  関係なく一定になっている理由は?

【回答】
新規プラントのための計算ですので、ご質問の意味が分かりません。

⇒資料2の表中の数字です。
稼働率が小さくなれば、40年間で発電量が減りますから、Kw当たりは
大きくなるはずです。同じく稼働年数が短くなれば、Kw当たりは大きく
なるはずですが、一定なのが理解できません。




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