規制庁は電力会社の虜

12月11日に参議院会館で開催された規制庁と市民団体との
交渉報告を2点転載。
規制庁が今でも電力会社の虜となっている事!
元保安院とまったく体質が変わっていない事!
更に問題なのは技術力・評価力が携わっていない事。


【最も基本となる認可手続きのデタラメさに驚く】

12月11日、議員会館で行われた原子力規制庁(安全規制管理官3人出席)と
の院内交渉に参加した。市民50数人参加によりあらゆる問題点を指摘する。
私が「ありえない事」として驚いた一つは、最も基本となるべき手続きのデ
タラメさであった。本来の手続きは「新規制基準」による設計合格(審査書認
可)、工事計画認可合格(工事方法、技術基準審査)、その合格後の九電の
工事の施工実施、工事完成後の使用前検査、原発保安規定認可に基づく
保安検査、それからの再稼動に進むのが当然の経過であるはずが、完全な
システムの無視が規制庁承認の中で行われていたことだ。

この順番が守られていれば、未だ工事計画認可が合格していないのである
から、重要度クラス1の圧力容器、非常用炉心冷却装置の変更工事まで伴
うのであるから、再稼働はまだ数年後のはずである。しかし来春の再稼働で
あるという。
驚くことに、「実際は、工事を進めている」との管理官報告であった!
工事計画認可が承認されないのになぜ、工事ができるのか!
管理官の回答によると「3.11後、福島のようにならないように自主的に
工事を進めている」というのである。恥ずかしくなく堂々と言える神経がわか
らない。

何というデタラメ!こういうやり方を「事前着工」というのであり、建設業
界ではありえないし、事前着工が判れば認可(確認行為)取り消しであろう。
これでは工事内容に合わせて、認可内容を「後追い」するだけであり、

電力会社の施工方法審査、技術基準審査等何の意味もないことだ。
要するに、規制庁は電力会社の言いなりなのだ。審査など何の意味もなく、
検査と言ってもせいぜい外部からの「目視検査」しかできないのだ。
こんな規制庁はいらない!まさに「原発推進庁」である。


【地震や火山の危険性を、無視と決め込んでいる。】

9月10日に川内原発再稼働のための審査書(合格証)を決定した規制委・
規制庁に対して、再稼働反対の理由を指摘するとともに、現在進行中の
工事計画・保安規定の状況を追及する目的で開催された。参議院議員
会館講堂に52名の市民が集い、対する規制委側は若手3人(うち女性1人)
であった。


あらかじめ規制委に提出してあった質問書に答えてもらう形で進められた。
しかし最初から最後までこちら側が納得のいく回答は得られなかった。
というのも規制委の回答は何らかの根拠に基づくものでもなければ具体的な
データーを提示するものではなかったからだ。


(中略)


さらに、地震や火山の危険性に対する学説に対しても無視を決め込む。
地震学者が規制委の審査が法令違反だとするのに対し「違反とは言えない」
と強弁し、火山の予測は不可能という学説に依拠するこちら側とは
「水掛け論になってしまうから」と議論を打ち切ろうとする。
しかし考えてほしい。火山予知が仮にできても5年間冷やしてからでないと
使用済み核燃料は移動できない。火山が噴火する5年前に予知は不可能だ。

 最後に司会者・木村さんからの「規制委は、保安院と変わらないばかりか、
もっと悪いのではないか」という指摘や、鹿児島から参加された向原さんの
「火山の予知ができないのに原発を動かそうとしている人たちに、私たちの
命が握られている」という言葉に、首肯すると同時に慄然とする。
再稼働を許してはならない、絶対に。






ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック