福島県への要請(1)

本日福島県の佐藤雄平知事あてに以下を要請。



福島県佐藤雄平知事殿
  cc関係部門長                                   平成26年1月16日


            【原子力損害賠償紛争に関する要請事項】



原発事故から3年になろうとしている。しかしながら東電や国は加害者としての意識は薄れ賠償は一向に進展しない。一方で「生業を返せ」といった自主避難地域の住民も含めた賠償を求める民事訴訟・栽培が増加の一途をたどっている。

この大きな要因は以下と推定される。
①文科省・原子力損害賠償審査会の審議の進捗があまりにも遅く、その怠慢にあるとい言わざるを得ない。その為加害者東電はこの指針に記載されていないものについては、賠償に応じない。

②被害者の代表・代理としての福島県は東電や国への賠償請求に関し、3.11以前の国―県の上下関係の意識が抜けず、県民の代表・代理人の立場を忘れ、加害者―被害者との関係を前面に押し出さない為である。この事により被害者である福島県民の生活は一向に再生できないどころか、こころの再生・復活もできないでいる。

又、中通りを中心とした自主避難地域の損害賠償に関しては原子力損害賠償審査会での議論はほとんどされていず、自主避難に係る費用や不動産の価値下落に対する賠償・補償は置き去りにされているのが現状である。

福島県が昨年11月18日に文科省や経産省、更に原子力損害賠償紛争審査会宛てに提出した“原子力損害賠償に係る「指針」の追記等に係る緊急要望”においては、「自主避難等に係る賠償」の言及はあまりにも具体性に欠ける概念的な要請になっている。更に自主避難地域住民に関する損害賠償の言及はまったくない。今回の事件は原状回復が基本である。原状回復できない場合は、両者の話会いを実施し、住居や土地を含めた満足いく損害賠償・補償をすべきである。(加害者、被害者双方での合意が前提)

今までの福島県の対応は県民の苦しみ、悲しみ、絶望感、怒り、諦め、葛藤等を十分に理解した施策や国への要請をしているとは到底思えない。このような状況に鑑み以下を強く要請する。


                      【要請事項】


1.自主避難地域の財物賠償等についての審議も速やかに行うように要請すること。
  (総務省は自主避難地域の不動産評価額を下げ、固定資産税を下げるよう各自治体を指導している)

2.損害賠償審査会の審議を迅速に行う為に、現在の1チームを2~3チームにし、指針策定を急ぐこと。

3.原子力損害賠償紛争審査会のメンバーには福島県民(例えば福島県内の弁護士や大学教授等)を数名加える事。

4.原子力損害賠償紛争センターは東京ではなく福島に置くこと。
特に口頭審査は人道的・道義的にも、被害者のいる福島県内で実施するのが妥当。東京での口頭審査は、福島県民である被害者に心理的、金銭的、時間的、物理的な負担を強いている。
この為、被災者には不利で公平な審査ができない状況にある。更に被害者には口頭審査への交通費や日当を支払う事。

5.昨年12月26日に公開された「中間指針・第4次追補」及び、東電社長や昨年11月29日の石崎代表の定例記者会見でも公言したように、中間指針に類型化・明示されていない損害項目を含め、被害を受けられた方々に対し、親身・親切な賠償に取り組むよう指導する事。(以下)

『中間指針、第一次追補、第二次追補、第三次追補及び第四次追補で対象とされなかったものが直ちに賠償の対象とならないというものではなく、個別具体的な事情に応じて相当因果関係のある損害と認められることがあり得る。東京電力には、これらの指針で賠償の対象と明記されていない損害についても、個別の事例又は類型毎に、これらの指針の趣旨を踏まえ、かつ、当該損害の内容に応じて、被害者からの請求を真摯に受け止め、その全部又は一定の範囲を賠償の対象とする等、合理的かつ柔軟な対応と同時に被害者の心情にも配慮した誠実な対応が求められる。』

尚、今回の事件の加害者としての常識的なあり方としての一例をあげるならば、『隣の家の庭に有害毒物をばらまいてしまった場合の対応』について、常識ある・品格ある一般的な日本人なら次の事を行うのが相当である。

①謝罪(どけ座相当) 
②状況を把握(現場を見る、被害状況の把握(損害保険会社のように)
③一刻も早く有害で有害毒物を撤去する(すみやかに原状回復を実施)
④人体に影響を及ぼす有害毒物であることから、原状回復までの間、別の住居や土地を提供し、一時的にも避難させる。
⑤原状回復できない場合は、両者の話会いを実施し、住居や土地を含めた満足いく損害賠償をする。(加害者、被害者双方での合意が前提)
⑥お互い納得した合意後にも、償い(迷惑料)として何らかの手土産等を進呈する。
謝罪・原状回復・新たな住居や土地の提供を含めた損害賠償・償いが基本。


 ふくしまの子ども達を救う会 代表  ×× ×
   (二本松市)



ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック