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zoom RSS 福島民友「福島を貶める」議論

<<   作成日時 : 2016/04/06 14:49   >>

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3月20日に福島大学で開催された『原発と人権』に関する交流会の
第4分科会「取材の現場と報道の問題点」で
「デイズ・ジャパン12月号」をめぐる
福島民友「福島を貶める」という記事に関する議論について

当事者である『Days Japan』の発行者・広河隆一氏が
登壇し発言した。
福島民友新聞記者は本件に対し逃げの一手・・・
地元紙『福島民友』がおかしくなってきている。
政府や福島県の単なる広報紙になってきた!!

当日の模様は以下ご覧ください
http://nimosaku.blog.so-net.ne.jp/2016-03-21-1


発言の抄録の公開の了解を得たので以下公開する。

原発と人権第4分科会「取材の現場と報道の問題点」抄録
「デイズ・ジャパン12月号」をめぐる福島民友「福島を貶める」議論(1時間5分頃から38分頃まで)
広河隆一さん登壇


朝日記者:
民友が福島を貶めた、デイズジャパンに・・・。

司会者:
その話を簡単に

広河:
ちょっと、簡単には、ここ(分科会)のテーマと思うのですよ。つまり風評被害ということで、●●というものがどういう風に持ち込まれるかと関わる。
(デイズジャパン4月号で)風評被害ということの特集を組んで、前の前の号で書いた記事に関して、福島民友さんが、「これは福島を貶める」という記事を1面トップで出された。
それまでも、私たちへの批判はあったが、平気だった。当局とかだったから。ところが、福島の新聞のトップのところにそれが出てきて、僕はびっくりし、民友新聞の編集局長に宛てて質問を出した。なぜこれが福島を貶めている、ということになったのか、と。
それに対して答えが来たので、今日から発売されている号で、それに対して、こちらの見解を出した。
それを全部読み上げるつもりはないが、先ほどから聞いていた、会場の男性と女性が話したことと、我々の考えていることとかなり格差があると思ったので、そういうことを話したい。

グレーゾーンの場所に帰る、という指示だけれど、帰っちゃいけないと思う。
一番危ないところで帰るように仕向けていくということは、原因を起こした側のやり方。加害者は被害を隠す。
隠すにはグレーゾーンに作り、因果関係が証明されていない間は、因果関係がない、ゼロだ。そういう風に言う。危険か安全かわかっていないところは、それは安全だ、というのが、今までのすべてのやり方だった。
そのことをそのまま載せるようなメディアがあるということは一番危険なことだ。最初はそんなことはあまり気にしていなかったが、HIV薬害エイズ裁判の時に本当に身にしみた。
専門家たちは、ここからここまでは危険だとまだわかっていないから使っていいと言った。

血友病の患者の人たちはそれが一番危険だと随分思っていて不安を訴えていたけれど、大丈夫、大丈夫と言って、安心を植え付け、その結果、大勢が亡くなった。
この問題が、グレーゾーンに関する危険さを言わなくてはならない、もともと患者に類する人たちというのは、先ほどの女性たちの感覚と似ていると思う。
チェルノブイリの問題で28年間やってきた。現地に行ったのは3年後だが、その時の女性たちの恐怖、お母さんたちの恐怖に対して、専門家たちは全部打ち消したが、結局、年を追うごとにそちらの方が正しかったことが立証されていく。

科学者、専門家たちは何を言ったか。プリャピチという町、チェルノブイリから数キロ、人口5万人、その人たちを避難させるのかさせないのか、大論争が起きた。
軍、自治体、警察などは全部が避難させなきゃ大変だと言った。しかし、その人たちは専門家ではないという形で、専門家たちは避難させるな、と言った。避難に署名を拒んだのが、放射線医学の専門家たち。ICRPなどそういう傘下の人たち。

それと全く同じ構図が、今、福島で起きている。我々はチェルノブイリから何も学んでいない。
同じ言葉が語られている。あの時も、人々が病気になっているのは心理的問題で、放射線によるものではない、と言われたが、今も同じことが言われている。
事故があって、福島に入った人たちは同じ言葉を使っていたが、チェルノブイリでも同様だった。
たった5年の間に、また原発が再稼動して、事故がなかったかのようにされていくことに、本当に悔しい思いをしている。

自分たちと、彼ら原子力を推進する人たちとは危機感が違った。我々はうろたえていただけではないか、皆さん、事故が起きた瞬間に何をしたのか、ということ。
ジャーナリストはジャーナリストとして何をしたのか。その他の人たち、医者は医者でどうしたのか。
チェルノブイリの医者は福島と全然違った。抵抗した。権威者、専門家に対して。日本は抵抗しなかった。
すぐ飲ませなくてはならない、世界的な常識であるような、甲状腺の安定ヨウ素剤の服用を向こうでは考える人がいた。

日本では、むしろ配らなくてはいけない、という意見に対し、それを止める係をしたのが甲状腺の専門家。甲状腺学会の理事長が山下俊一さん、上が長瀧重信、その上が重松逸造。
重松逸造は、事故から5年後のチェルノブイリに派遣されて、向こうの人たちは、「ああ日本から来たんだ、広島から来たんだ」と大喜びをした。少なくとも被害者のことがわかってくれると思っていた。
だが、彼がやったことは、「一切関係ありません」と、子供達に甲状腺癌、重篤な病気が発生するような兆しはありません」と発言した。それが何をもたらしたか。早期発見とかスクリーニングとか海外からの支援をストップさせてしまった。

どうして、彼らがそのような行動をしたか、時間が足りないので触れないが、少なくとも、女性たち、お母さんたちの恐怖の方が、専門家よりも正しかったということを、あの時にはっきりみなくてはならない。
その時に、ウクライナにとって幸いだったのは、最高評議会の議長が女性だった。30キロ圏の避難に関して、1日目は女性ととりわけ妊婦、子供たちを逃せ、と命令を出した。次の日になって、男は逃げろと。
この議長に対して、専門家たちは安全だから、心配ないから、放射能は微量だから、健康被害はない、と、サインまでした。権威ある人間たちがサインまでして安全保証したら、それは安全なんだと考える。日本はそうだろう。

議長はそんなものでは信用しないで、それから一週間後に学校が全部閉鎖、子供達は避難ーーを決定していく。それくらいの力と、それからそれは普通の気持ちの発露、専門家の意識ではない。専門家たちは避難を止めて、薬を配布せず、スリーマイルでも同じようだった。
先ほどの質問、普通の疑問。スクリーニングが多いせいで多く見つかった、片方で手術は正しい、と。だったら大変じゃないか、日本中その可能性ある。だったら、日本中検査しなくてはならない、は当然の疑問だと思う。


                        (中略)

検査を何でやらないのか、疑問に対し、メディアがそこを突っ込まない。そこで突っ込んでくるのは、単なるエセ専門家達ばっかり。
あの時、専門家達のトップが、重松氏。どうして多発を認めないのか、と我々ずっと言っていた。
それに対しては、分母がわからないから、多発かどうか言えない、と言い続けた。早期発見の機会を奪って、知っている女の子がそのために亡くなった。それを目の前で見た。専門家のやることはそんなことだ。
お母さん達の不安とか、一般の人たちの考える普通の感覚で、それで紙面を作るのが、メディアじゃないですか。

                         (中略)

復興庁の出した風評被害に対する文書(2月)。福島県の97パーセントは人々が住んで問題ない、安全な地域なのだから、それを踏まえて、そのような地域を危ないというのが風評被害だと。そういう圧力がかかっている。
そこで(デイズ・ジャパン12月号で)事故の後、放置されて朽ち果てていく建物とかを記事にしたら、どうしてそれが福島を貶めていくといわれるのか、なんでそうなるのかわからなかったのだが、97パーセント(安全)のところに、そのようなところがあったらいけないわけだ。

それが、いろんなメディアのおそらく方針だったのだろう。そこで、我々の記事のキャプション間違いのようなものが挙げられて、キャプション間違えたら、どうして風評被害なのか、どうしてそれが福島を貶めることになるのか、と聞いたことに対して、質問1への福島民友社からの回答「月刊誌デイズジャパン12月号の企画記事、写真、原発事故が奪った村は、東日本大震災、福島第一原発事故による被害とは全く関係ありません」と、これを読んで本当にびっくりした。

体育館が朽ち果てていく、学校が草ぼうぼうになる、そういう写真だ。これが原発事故によって、こういう状況になる、続いているんだということが、どうしてそれが「原発事故とは全く関係ありません」となるのか。
しかもそのキャプションのところに、写真は外国人ジャーナリストが写したものだが、確認のために富岡町まで測りに行ったら、現在でも6μSvあった。どうして、これが事故と関係ないのか。

今の恐ろしい状態というのは、政府からの通達が来る(復興省の文書のこと)、一つのことを切り出して、全部が関係ないという形に全部が取り込まれる、メディアがそのようになってしまう。
東京新聞の記事でもそういうのがあるし、朝日でも、他のところでも皆そういうところがある。
風評被害という言葉は、こんなにたくさん出てくるようになった。あっという間、この2、3ヶ月間で。

NHK、市場の記事などで、風評被害で魚が売れなくなってしまっているーーと。現場で売っている人は風評被害などという言葉使わない。「魚を売っているけれども、あそこで汚染水の垂れ流し、という記事が流れると、それでいっぺんに魚が売れなくなってしまう」という。
そういうことに対して風評被害だという風に、NHKは解説していく。僕らにとって実害だと、誰が見てもおかしいと思うだろう。放射能が出てきて、そこで採れる魚がもしかして危ないかもしれない、そう思うのは普通のことじゃないか。どうしてメディアでこんなことがまかり通る、恐ろしい状態になってしまったのか。

司会者:
長かったが、テーマがテーマだから。(中略)

広河:
デイズジャパンに関して、お願いしたいことがある。ここで僕が質問して、当事者の人がいるのに、一言もないのはおかしいと思う。

民友記者:
大変申し訳ないが、この記事に関しては全く。デイズジャパンを探す仕事はしたが、それ以外のことはわからないので・・・。
(広河:民友の1面に記事が出ていることはご存知だった?)それは、もちろん。

朝日記者:
デイズジャパン探すって、どういう仕事?

民友記者:
2月になって書くということになったので、12月号はどこにも売っていなかった。いろいろ探した。そういうことをしたが、記事の内容については会社から回答をしているということなので、それに替えさせていただければと思う

(1時間5分頃から38分頃まで)




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